今では新築で住宅を建てられる方のほとんどが、サッシのガラスはペアガラス(複層ガラス)にしているのではないでしょうか?
ペアガラスは空気を挟んでガラスを2枚重ね合わせたもので、1枚のガラスだけに比べて室内の熱を逃しにくくなっています。
さて、このペアガラスの特長である挟まれた空気。この空気層は密閉されていて、湿気が入らないつくりとなっているのですが、永遠にそれを保持してくれるかというとそうではなく、いつかはダメになってしまいます。

写真でガラスが汗をかいたように見えるのが分かるでしょうか?このサッシもペアガラスを使っているのですが、ガラスとガラスの間で結露しています。

なぜこうなるかというと、左の写真がペアガラスそのものなのですが、縁の黒い部分で湿気が入らないように抑えているのが、経年変化で弱るからです。
こうなったらペアガラスの意味はなくなり、1枚ガラスのサッシとほぼ同じになってしまいます。
住宅も車と同じ。長年使っているといろいろ不具合が出てきます。
ただ、このペアガラス内の結露については、建ててから10年以内であればメーカーで無料で交換するので、気づいた方はお早めに。
作成者:齋藤(智) 2008年10月6日(月)